感触あそびとは・・・
手や足、全身をつかって様々な素材に触れながら、その感触を味わい楽しむ遊びです。皮膚から感じる様々な刺激は、子ども達の発達にとても良い影響を与えてくれます。『気持ちいい』『気持ち悪い』『痛い』
などの感覚、感じた気持ちを表現するため語彙力も育まれていきます。

新聞紙あそび
『ちぎる』『丸める』『広げる』『折る』
※広告紙や折り紙、スズランテープ、
お花紙や和紙など素材が変わると感触が変わり、
手指の力の入れ方も変わります!
↓
指先の微細運動を促し、
指や手首などの様々な動かし方を経験、
また、集中力や思考力も養われます。
さらに、新聞紙あそびを展開していくことにより
粗大運動を促し、全身運動にも繋がります。



水遊び
全身びちょびちょになる 手足で触れる
スポンジに水を含ませてみる
カップやジョウロに水を入れる―
流す水道やホースから出る水の形を観察
水に絵の具などを混ぜてみる
↓
『冷たい』『温かい』『気持ちい』『熱い』
などの感覚、水に触れた時の音を耳で感じたり、
水の不思議な動きを視覚で楽しむことができます。
子ども達にとっては新しい発見や気づきにも繋がり、
探求心や思考力などが育まれていきます。


他にも・・・
寒天遊び・・・
『冷たい』『ぐにゃぐにゃ』
『つるっとした感覚』を味わう

氷あそび
『冷たい』感触、
氷で絵を描く、溶けていく様子を見る
他にも、小麦粉粘土や片栗粉、
絵具あそびや段ボールなどの廃材、
プチプチ(気泡緩衝材)やスズランテープなど、
子ども達にとっての感触遊びの素材は
たくさんあります!



粘土遊び (油粘土・紙粘土・小麦粉粘土・片栗粉スライム)
粘土の種類により、
『硬い』『やわらかい』『のびる』等の
感触を楽しみながら
『こねる』『丸める』『ちぎる』等の
手指の動きを経験。
↓
自分で作りたいものを想像して
好きな形を作る→形を変化させていく等の
動作から想像力、立体物を形成していくことにより
空間認知能力を養うことへ繋がります。


戸外でも・・・
葉っぱ
『ひらひらさせてみる』『ちぎってみる』
『匂いをかいでみる』『葉っぱの上を歩いてみる』


どんぐり
『どんぐりの上を歩いてみる』
『たくさん集めて音を鳴らしてみる』
芝生・土
『寝転んでみる』『走り回ってみる』
『匂いをかいでみる』


室内でも戸外でも色々楽しめる感触遊び。
「見る・聞く・食べる・触る・嗅ぐ」の五感をたっぷりつかって楽しむことで、子ども達の興味・関心につながります。
また、手指をたくさんつかうこと脳の発達が促され集中力、感触あそびをたくさん経験することで様々な感触があることを知り、「優しくも持とう」「ぎゅっつと持たないと…」「尖ってるから危ない」「凸凹してるからゆっくり歩こう」など、日常生活の中で大切な感覚も養われていきます。